生活スタイルが変わると下着も変わる。この夏に「でかパン」デビューをしたこともあって、下着の歴史をもとに人々の意識を考察していくこの本を読みました。序盤で家屋の仕様と排泄場所と下着の関係性が整理され、後半は文化とマインドセットを紐解いていく展開。とくに前半の部分に驚くことがいくつかありました。昭和7年はまだ下着を穿く習慣が根付いておらず、火災時に公衆の前で梯子を下りることを拒否したデパート白木屋の女性従業員が死んでいったという話などは、今では思いつかない状況です。昔の小説を読んでも、意外とパンツの話は出てこないもの。……というか、穿いてなかったんかーい! ということを知りました。昭和って最近じゃ…