ストイシズム

29日目 自分の人生を生きる 人が大きな問題に陥る原因は、世間の噂に追従すること、もっとも広く受け入れられているものこそ最善だと思い込むこと、さまざまな紛いものを真に優れたものと見誤ること、理性に従うのではなく他者を模倣して生きることにある。 【引用元：「STOIC 人生の教科書ストイシズム」】 https://amzn.asia/d/5xrL6I8 29日目のテーマ 自分で考え、自分で決める セネカは、内省や分析をすることなく、世論に追従してばかりいると、紛いものの人生を生きることになると諭している。内面的に充実した人生を送るには、自分で考えて結論を出し、このかけがえのない人生に対して好奇心…

28日目 言動と行動を一致させる わたしがよい人と呼ぶのはどういう人か？それはまったくもって申し分のない人、すなわち強要されても、必要に迫られても、決して悪くならない人である。もしあなたがひたすら努力し、務めに励むとともに、全ての言葉と行動を調和させ、一貫性を持たせ、同じ型で打ち抜かれているものとするならば、あなたもそうなれるとわたしにはわかる。言行が一致しないなら、その人の魂はねじれている。 【引用元：「STOIC 人生の教科書ストイシズム」】 https://amzn.asia/d/5xrL6I8 28日目のテーマ つねに「目標」に向かい続ける セネカによると、ストイックな生き方とは、自ら…

27日目 心を簡潔に保つ 誰かに突然、「いま何を考えていたか？」と尋ねられた時に、即座に「これ」とか「あれ」と包み隠さず答えられることのみ考えておくようにしなさい。そうすれば、あなたの内側にあるのは簡潔さと善意だけだと明らかになるだろう。 【引用元：「STOIC 人生の教科書ストイシズム」】 https://amzn.asia/d/5xrL6I8 27日目のテーマ 「不要な思考」を取り除く マルクス・アウレリウスは内面の簡潔さとは何かを説いている。それは、自己を磨く思考や自己を深める思考だけを残し、不完全な雑念を排除することだ。自己の成長を阻むような考え方や思考の癖を見つけたら、直ちに手放そう…

26日目 未来に煩わされるな 未来のことに煩わされるな。必要なときがくれば、いまのあなたが現在のことに使っているのと同じ理性で対応できるのだから。 【引用元：「STOIC 人生の教科書ストイシズム」】 https://amzn.asia/d/5xrL6I8 26日目のテーマ 「自分が持っている力」を信じる 人はときに不安の罠にとらわれて、未来に起こりうるあれこれを妄想する。ストイシズムでは、未来に対する不安を最小にするのに必要な要素が2つある。1つは現在にしっかりと軸足をすえること、もう1つは自分の内側に備わっているもの-----知力や人格----- で十分に将来の困難に対応できると信じること…

24日目 自分を哀れむのをやめる 何に動揺し、何に悩み、何に嘆くというのか？授けられた能力を本来の目的のために使うことなく、起きたことをくよくよと嘆き悲しむというのか？「そうおっしゃいますが、鼻水が止まらないのです」ではいったい、何のために手があるのか？それで鼻をふけばよいではないか？・・・文句をたれるより、鼻をふくほうがよほどあなたのためであろう！ 【引用元：「STOIC 人生の教科書ストイシズム」】 https://amzn.asia/d/5xrL6I8 24日目のテーマ 嘆くより「行動」する 誰にでも、自分を哀れみたくなるときはある。しかし、生きていればつらいことは必ず起きるし、自分を哀…

23日目 内なる炎を燃やす 炎が勢いよく飛び出せば、鎮火はおろか、閉じ込めたり勢いを衰えさせたりすることもできない。私たちの魂も同じように絶えず動いており、強く熱を帯びるほど、その動きや活動が盛んになる。幸福なのは、その魂によりよいものへと向かう衝動を与えた人だ！ 【引用元：「STOIC 人生の教科書ストイシズム」】 https://amzn.asia/d/5xrL6I8 23日目のテーマ 人生に「喜び」を取り入れる あなたを奮い立たせるものは何か。優れた音楽や本？それとも友人との会話？あなたの内なる炎は何で火がつき、その炎を激しく燃やし続けるにはどうすればいいか。喜びや意義を感じることをリス…

22日目 適性を理解する 活発に動くことが合っているのか、静かに思索や熟慮にふけることが合っているかを見きわめ、己の適性が導く方向に向かいなさい。 【引用元：「STOIC 人生の教科書ストイシズム」】 https://amzn.asia/d/5xrL6I8 22日目のテーマ 人には「向き不向き」がある ストア哲学者たちは、天分に逆らうことなく生かせと促す。人にはそれぞれ向き不向きがあると、彼らは認識していたのだ。「いまはまだできないだけ」と成長を信じるマインドセットはたしかに大事だが、人間にはさまざまな「適正」が備わっていることもまた事実だ。もちろん、苦手な科目を勉強すべきときや、不向きな仕事…