非常勤講師として勤務している学校、 ある学年で極めて実験的な音楽鑑賞をしました。 その曲、ストラヴィンスキーのバレエ音楽「春の祭典」。 20世紀に生まれたクラシック音楽の中でも傑作中の傑作、 ここから20世紀が始まったとも断言してもいい作品。 ですが、初演の大騒乱に示されたように、20世紀最大の問題作でもあるのです。 ところで、この曲、なんと中学校2・3年生の教科書に音楽鑑賞教材として掲載されているのです。 高校の教科書にも掲載されていることも。 こんな難しい曲をどうやって扱うのか? 以前の私なら、完璧にスルーして、まず見向きもしなかったものです。 ところが、今年はストラヴィンスキー没後50周…