セルジューク・トルコとも。イスラム諸王朝の一。 セルジューク家のトゥグリル・ベクによって興され、シーア派のブワイフ朝を倒してスンニ派のもとに政権を戻し、名目的存在となっていたアッバース朝のカリフからスルタンの称号を与えられて執政した。 イラン・イラク・シリアなどを支配したが、内紛と外敵の侵入によって衰えた。最終的にはいくつかの分裂した地方政権となり、最後まで存続したルーム・セルジュークも1308年に滅んだ。
9世紀にアッバース朝支配下のイラクで生まれた白濁釉陶器。ガラス器製作の技術を応用し、金属器の光沢を放つことが特徴。中近東において長らく最高級陶器としての地位を占めた。またムスリム商人によって東アジア・東南アジアにまでもたらされた可能性がある。 ラスター彩陶器の誕生 東方への移出 生産地の移動 参考文献 ラスター彩陶器の誕生 ラスター彩陶器は9世紀のアッバース朝のイラクにおいて誕生したとされる。836年(承和三年)から892年(寛平四年)の56年間に同国の首都となったサッマーラーの遺跡から、ラスター彩陶器は出土している。 ラスター彩陶器の生産技術は、白釉藍彩陶器などに用いられた錫白釉の技術をベー…