《2008年12月29日付け記事を修正して再録》 リヒャルト・シュトラウスのアルプス交響曲の冒頭、あの夜明けの場面を聴くと、何だか雄大な山の景色が迫ってくるように感じられる。 しかし、あれは本当に曲を聴いて山の景色が連想されたのか、それとも、もともと「アルプス交響曲」と銘打ってあるため、そう思って聴いているだけなのか、その辺がどうにも良く解らない。 高校生の頃、以下の駄文で記した友人に訊いてみたら、「その両方だろう」と笑っていた。 例えば、この曲を聴いたことがない人に、曲名を伏せた上で聴いてもらい、「どんな光景が連想されるか?」と尋ねたら、何という答えが返ってくるだろう? 「ワイキキビーチの夕…