子どもはすでにひととして至上のものをもっている。大人が無意識の通路をつかわないとたどり着けない場所にはじめから住んでいるのが彼らである。 *** 人生のそれなりの期間、ちょこちょこと洋邦のポップスをきいてきたわけだが、作品はそれこそ大量にあるわけで。書物も山ほどあって、繙くのも億劫だし、読むよりは音をききたい。となればやはりコンピレーションの出番である。 krokovski1868.hateblo.jp 『喫茶ロック』は往年の邦楽をレーベルごとにまとめたコンピレーションで、ニッポンのポップスの雰囲気をうかがい知るには好適な盤だとおもう。ここから自分の好みにしたがってディグしていくのは、ひとつの…