サイモン曰く負け犬おやじたちが駆けずり回るのを見るほど面白いものはない (評価 80点) 新年早々、北風が吹きすさぶ今日この頃にぴったりな死なない奴の第三弾。何を隠そう、ダイハードシリーズ中、負け犬がもっとも気に入っているのが本作だ。ただし、全方位的な作品の完成度からいえば、勿論、第一弾なのだが。 しかし、本作、開巻からの矢継ぎ早の展開のノン・ストップ指数でいえば、断トツではなかろうか。冒頭、何の前触れもない、いきなりの大爆破から始まって、サイモンと名乗る犯人からマクレーン要求の電話が突きつけられる。すぐさま<黒人は嫌いだ>と書かれたプラカードをクビから下げさせられた裸のマクレーンが、ブルック…