ここ最近一週間のあいだに、3つの現代美術系の個展を観賞する。PERROTINのダニエル・アーシャム「31st Century Still Lifes(31世紀の静物)」、ShugoArtsの山本篤「MY HOME IS NOY YOUR HOME」、CAVE-AYUMI GALLERYの金村修「Sold Out Artist」。絵画とオブジェ、映像とオブジェ、映像インスタレーション、それぞれの展示メディアと展示手法は異なるが、3つの個展のどれもが展示作品の背後に我々が生きている現在の社会を形づくる資本主義の巨大な影がぼんやりとではなく、くっきりとした輪郭が浮かび上がるようなイメージが通底してい…