『チェリーボーイズ』古泉智浩 この漫画を、定期的に読み返して、 和んでいる。 地方の所謂、 未経験の青年3人組のシュールで、 どこか笑える短編。 2018年には映画化もされた。 本作の3人は、成人しているが、 彼らの思考回路は、 永遠不滅の思春期だと思う。 思い出されるのは、 ローティーンの自分。 何処からか回ってくるVHSや雑誌。 それをこっそり見る背徳感。 あの情熱が懐かしく、 愛おしくもある。 昨今の早熟な若者には、 分からないかも知れないが、 そういった文化に触れるのが困難だったあの頃は楽しかった。 今と比べるとかなり妄想の力が強くて、 やや醒めた今の自分には、 無くなってしまったとい…