阪神間の湾岸エリア――西宮から神戸東部の運河、河口、波止、人工島――では、梅雨が明けて海水温が28℃を超える頃から、夜の水面で黒鯛(チヌ)が激しくベイトを追い回す「ボイル」が連日発生します。暗闇の中で水面を割る捕食音は迫力満点ですが、視界が利かないためにルアー操作が曖昧になりがちです。本稿では、トップウォータープラグの中でも音と飛沫で強くアピールでき、初心者でも扱いやすいポッパー3モデルを厳選。長年チニングで生計を立ててきた筆者の経験をもとに、高水温期の夜に確実にチヌを仕留めるメソッドを解説します。 高水温期にボイルが起きる理由 タックルセッティング ポッパー選定3つの基準 高水温のボイルを制…