(英:Tiki-taka, 西:Tiqui-taca)
サッカーのプレースタイルの一つ。ショートパスをつなぎ、複数のパスコースを確保しつつオフ・ザ・ボールにおける選手の動きによってゴールへの道筋を作ること。FCバルセロナ(特に2008年から2012年まで監督を務めたジョゼップ・グアルディオラ)が創始し、サッカースペイン代表を率いたルイス・アラゴネスとビセンテ・デル・ボスケも用いていると言われている。
スペインのサッカー中継において、実況を担当したアンドレス・モンテスがラ・セクスタが中継した2006 FIFAワールドカップにおいて使用したことで一般的な言葉として普及したと言われているが、スペインのサッカーにおいてはそれ以前より日常的に用いられていたとされており、おそらくハビエル・クレメンテが最初に使用したのではないかと言われている。2006 FIFAワールドカップのスペイン対チュニジア戦において、モンテスはスペイン代表が正確でエレガントなパスを回すスタイルについて、 「Estamos tocando tiki-taka tiki-taka.(ティキ・タカ、ティキ・タカとプレーしている)」と発言した。このフレーズの起源はおそらく、ボールをワンタッチプレーで回し、選手間でボールが行き来する様子を擬声語で表した、もしくはスペインで発売されたアメリカンクラッカーの名前「Tiqui-taka」から採ったものだと言われている。