10 (Fri). June. 2022 この映画は斬新なカットで面白かった。あのショットはどうやって撮影したんだろう?泣けるシーンがあって、大変感動した。全くつまらないシークエンスがあった。 映画を分析したり批評したりする上ではどれも一般的な表現だが、果たしてそれぞれの意味を明確に理解し使い分けることは出来ているだろうか?或いは出来ているという方でもショットへの意識とカットへの意識を使い分けることは出来ているだろうか? 映画形式を捉える際にも欠かせないカットの概念と、それに伴う混同され易い3つの要素について整理しようと思う。 取り上げる映画はデイビッド・クローネンバーグが2005年に発表した…