「王様ゲーム!…なんてどうでしょう?」「…なんて?」 デザイアグランプリのプレイヤーがくつろぐサロンで、コーヒーを運びながら思いついたように呟くのは、ナビゲーターのツムリだ。その素っ頓狂な提案に、かつてデザグラのサポーター…いまは新デザイアグランプリ(仮)の運営を担う青年・ジーンが怪訝な顔をしながらコーヒーを受け取る。 「前にウィンさんに聞いたことがあるんですよ。次のゲームにいかがでしょうか」「あのねツムリ…それゲームって言うより合コンでやるレクリエーションというかコミュニケーションというか…」 そうなんですか?ときょとん顔のツムリ。 「ともかくデザグラでは使えない類のゲームだよ…いやだよ俺、…