『デジタル資本主義』(此本 臣吾 監修,森 健・日戸 浩之 著,東洋経済新報社,2018年5月3日)を読了。 トマ・ピケティは『21 世紀の資本』のなかで,長期的にみれば資本収益率が経済成長率よりも高く,この大小関係によって資本を持つ人はより豊かになり,経済的な格差は拡大し続ける,と述べている。(p. 112) 資本を持つことを目指すのは,よい戦略。 私は社会人になってから 3 年で資本を持つことを志したので,資本収益率の恩恵にあずかっている。 市場の参加者(消費者,生産者,政府等)が持っている情報量や内容には違いがあること,そして誰も完全な情報を保持することはできない。そのような現実のなかで…