整形外科運動療法ナビゲーション(下肢)改訂第2版. pp42-43. よくある疑問。 デュシャンヌ跛行の原因って何? 注目しがちなのは「外転筋の筋力低下」。たしかに外転筋の筋力低下で出現する可能性はありますが、ポイントは「股関節の内転制限」だそうです。 デュシャンヌ跛行のグループと正常歩行グループを比較した際に、股関節外転筋力は統計学的な有意差は無く、内転可動域は正常歩行グループで有意に大きかったそうな。 ちなみに、内転可動域が5°以下では100%デュシャンヌ跛行が出現するという結果でした。 内転制限がない状態では、様々な要因でデュシャンヌ跛行・トレンデレンブルグ跛行が出現するため、細かい評価…