数年後のデンマーク デンマーク ウラー・サリム監督 23人が亡くなった爆破テロ事件から一年、2025年、デンマークのコペンハーゲンでは難民や移民の排斥を訴える民族主義集団の過激な行動が続いていた。 彼らは「デンマークの息子」と呼ばれ、その後ろ盾には極右の国民運動党の党首ノーデルがいた。彼は移民の市民権をはく奪し、国外退去させようとしていた。 19歳のアラブ系移民ザカリアは反極右の過激派組織に加わる。そして国民運動党首ノーデルの暗殺を命じられる。過激派組織の仲間アリが暗殺の手助けをすることになる。しかしアリは警察の潜入捜査官だった。アリもまた妻と5歳の息子がいる移民だった。 「国民の生活を良くす…