新潮文庫から出ている、 トゥルーマンカポーティー「ティファニーで朝食を」読み終えた。 村上春樹訳なのも注目だ。 トゥルーマンカポーティーは、連続殺人事件を取り扱ったノンフィクション「冷血」が抜群に面白かったので、期待していた。 期待通り、この小説も面白かった。やはりクラシックはいつの時代でも心を打つものがある。 タイトルにあるティファニーは、アメリカの貴金属商「ティファニー」である。 ティファニーで朝食?と思ったが、実際にティファニーで朝食はできず、あくまでティファニーのような静かで落ち着ける場所で朝食を食べれるようになりたい、とう、登場人物の願いの比喩である。 (が、数年前に、実際にティファ…