探究について考えるための本のご紹介です。 未来の学校(原題:The Global Achievement Gap) トニー・ワグナー著 陳玉玲訳 2017年(原書は2008年) 「学校は何を学ぶ場所か。卒業して何を目指すのか。」 自分自身について、自分の子供について、誰もが考えることではないでしょうか。 本書の著者、トニー・ワグナー氏は、教員、校長、研究者など様々な立場から教育の目標とその意味について試行錯誤、研究を重ね、その中で、学校の教育内容と、社会が求めるスキルのズレに気づき、その理由と解決策が事例とともに紹介されているのが本書です。 2002年に「落ちこぼれ防止法」が施行され、そのため…