司書の読みもの【小説】 それは本のプロフェッショナルである、司書のしろくまとふぇれっとが読んだ、好みに偏りまくった本についての感想と紹介である。 もちろんネタバレ全開だー!! 思ったことをダイレクトに表現しますぞ。 きっと誰もが、この物語の中にいる。 あらすじ 舞台は東京・三軒茶屋。大流行した感染症がやや落ち着いてきた頃。大学生の未明は、流行前の状態へ戻りつつある社会に対応しながらも、自分が何をすれば良いか戸惑っていた。 リモート授業から対面授業になり、大学の知り合いができる。偶然見つけた本屋へ通い始め、そこで出会った人とご飯へ行く。生活の変化や人との出会いの中で、未明は自分の人生への向き合い…