04年にリリースされたトータスの5作目。ポスト・ロックとか音響派などと呼ばれる系統の音楽ですが、直接はステレオラブの諸作をメンバーのジョン・マッケンタイアがプロデュースしていたのが聴くきっかけでした。手元には3作目の『TNT』だけがありましたが、本作はレンタル屋で借りて聴いていた作品でもあります。今回その買い直し。 で、印象は以前と変わらず構築された叙情という感じです。基本インストバンドですが、ジャケットと相俟って不思議な存在感が際立つ音です。まるですべてがエンディングのような音楽。結構寡作な人達ですが、このアルバムの前後作はライブ感のある作風だったようですので、この作品の叙情性が少し異質では…