今でこそ日本の女子フィギュアスケートはオリンピックで常にメダルを狙える位に競技力が向上していますが、昔は随分と違いました。 欧米の選手に比べて体格面でどうしても劣ってしまう部分がありましたし、表現力が世界に全く通用しないなどと酷評もされていました… クラッシック・バレエなどの文化的な理解も足りないからなどと、随分な叩かれようでした。 そんな女子フィギアスケート界で国民の期待を一気に背負ったのが伊藤みどり選手でした。 それまで渡部絵美選手が日本の女子では圧倒的な強さを誇っていましたが、世界の舞台では優勝を狙える位置にはいませんでした。 伊藤みどり選手は女子で世界で初めてトリプルアクセルを成功させ…