ドイツの俳優ハーディ・クリューガーが19日、亡くなった。93歳だった。 「ネレトバの戦い」「遠すぎた橋」など軍服が似合い戦争映画への出演が多い。第二次世界大戦中のドイツ空軍エースパイロット、フランツ・フォン・ヴェラの実話を基にした「脱走4万キロ」「シベールの日曜日」などが代表作として挙げられる。 1953年「月蒼くして」でデビュー(クレジットなし)。 ハーディー・クリューガーといえば「シベールの日曜日」(1962)。 戦線で少女を射殺したと思いこみ、墜落のショックで記憶喪失性となり、小女シベールとの無垢な交流を描き、周りからは異常者と思い込まれ悲劇に見舞われる映画だった。白黒映像が水墨画のよう…