辻村深月さんの「この夏の星を見る」を読みました。コロナ禍における中高生の天体観測物語です。楽しく読むことが出来ました。青春ですよね。 ここでは、少しだけ勉強になった文を紹介したいと思います。 ■沈むとのぼる 季節ごとに見られる星が移ろい、空から消えることを「沈む」、現れることを「のぼる」というのだ。自分たちがいる地球が確かに回っていて、空も回っていくのだ。季。 改めて言われると、そうなんだって新鮮に心に入ってきました。 ■空気望遠鏡 空気望遠鏡は17世紀後半になって発明された望遠鏡で、迷光を遮る遮光板と、先端に直径10センチほどのレンズがついている。遮光板とレンズを支える金属のメインフレームを…