2018年5月にウズベキスタンの首都タシケントを訪問する。 この地域はもともとは中東からの流れも汲む文化圏、旧市街地には歴史的なモスクがいくつか残っており、街並みも所々にイスラム的な要素を感じる。タシケントの位置を地図で見ると、陸路でヨーロッパや中東から、中国経由で東アジア地域へ向かうルートの、まさに玄関口のような場所。そのため歴史的に通商の要衝として、様々な人達が治める所となる。今でも街で行き交う人々の姿に、多民族国家と言われる所以を感じる。 私が訪問した時期は、ちょうどラマダン月だった。私がたまたま出会ったムスリムの人達は慣習を守って日中の飲食は控えていると言っていたが、こちらには気にせず…