テュルク系民族が高志国、古代の北陸に渡来していたと考えられる。根拠となる加賀にまつわる事象を取り上げる。5世紀頃の日本の謎を解く手がかりとなる。次の流れで紹介していく。 ・テュルク系民族・中央アジアの民族は日本に渡来していた・土耳其とトルコ・カガンとハトゥン・カガトゥン(可賀敦)・高志国・越国(こしのくに)・胎内・阿倍氏の祖による高志国の鎮圧・阿倍比羅夫の粛慎討伐 ■テュルク系民族まず、「突厥」について。 突厥はモンゴル高原で活動していたトゥルク系遊牧民、トルコ人。古代の日本人はこの突厥を認識していた。日本書紀668年、天智天皇7年の是の月(7月)、突厥に関する次の記述がある。 是の月に、蘇將…