1999年に放送開始された古いドラマ「ザ・ホワイトハウス」は原題が"West Wing"で、ホワイトハウスの中でも大統領執務室がある棟のこと。9.11よりも以前の時代を描く群像劇だが、内容や発言からは古臭さをまったく感じないし、速いテンポで大量のセリフやシーンが重層的につながってゆくあたりも当時にしては先進的だったはずだ。 本人はそれが不満だったようだが、明確な主演ではないながら重要なキャラクターのサムを演じたロブ・ロウは若さを感じたが、シーズンの中盤以降は「9-1-1: ローンスター」に通じる渋い表情が目立ち始める。サムが交際して問題になるコールガールのローリーはリサ・エデルスタインが演じて…