ハンバーガー以前のアメリカ料理 岡田斗司夫氏は、ハンバーガーを理解するためにはマクドナルド以前だけでなく、さらに時代をさかのぼり17世紀初頭の移民期から見直す必要があると強調しています。単なる料理史ではなく、社会の成り立ちや食文化の背景を踏まえなければ本質が見えないという視点です。 1. 移民時代の食糧事情と料理人不足 当時アメリカ大陸に渡ったヨーロッパ人の多くは、金儲けを目的とした農場主や投機家でした。彼らは現地で生活を築く意欲よりも利益を優先し、持ち込んだ作物も自給用の小麦ではなく輸出用のサトウキビが中心だったと指摘されています。そのため植民初期の移民たちは自分たちが食べるための食糧に事欠…