パウリの排他原理 パウリの排他原理とは、1つの原子内では、2個以上の電子が量子数で表されるエネルギーやスピンなどが同じ状態を同時にとることはないという原理のことである。 パウリの排他原理以外にパウリの原理やパウリの禁制則、パウリの禁制原理、パウリの排他律ともいわれる。 原子内の電子は4つの量子数である主量子数、全角運動量量子数(方位量子数)、磁気量子数、スピン量子数によってその状態を示すことができる。パウリの排他原理は、この4つの量子数が全て同じ電子は、1つの原子中には存在しないというものである。 また4つの量子数の意味を考えると、まず主量子数、全角運動量量子数(方位量子数)、磁気量子数によっ…