Patricia Cornwell(1956年-) 小説家、ミステリ作家(クライムフィクション、クライムノベル)。検屍官シリーズは910万部突破(2003.1現在。講談社による)の大ベストセラー。
1956年6月9日、フロリダ州マイアミ生まれ。ファミリーネームはダニエルズ。5歳の時に両親が離婚、母と兄・弟とで暮らす。ノースカロライナ州デビットソン大学で英文学を学んだ。大学を卒業した翌年の1980年6月にデビットソン大学教授のチャールズ・コーンウェルと結婚(のちの89年に別居し、90年に離婚成立)。シャーロット・オブザーバー紙で犯罪報道記者を6年間、その後バージニア州検屍局のコンピュータ・アナリストやボランティア警官を経験したのち、エドガー賞やMWA・CWA両賞の最優秀処女長編賞など欧米の名だたるミステリー賞を総なめにした1990年のデビュー作『検屍官』で一躍人気作家に。バージニア州検屍局長ケイ・スカーペッタが主人公の検屍官シリーズはこれまでに13作を数え、90年代ミステリー界最大のベストセラーとなった。
(以上、コーンウェル『パトリシア・コーンウェルの食卓』(講談社)著者紹介ならびに和田奈津子『検屍官研究』(ワニブックス、2000.1、ISBN:4847013247)、およびパトリシア・コーンウェル公式サイトからまとめました)
邦訳はいずれも講談社文庫、相原真理子訳です。一作目『検屍官』および主人公ケイ・スカーペッタについてはキーワード「検屍官」へ。
特に記していないものは講談社文庫、相原真理子訳です。