大変いい映画だった。「いつ始まるのかなあ」と思ってるうちに終わった。そう思わせるシーンの積み重ねだった。 ずっと引きの別れの場面は影絵劇のよう。息を切らしながら息子と車の間を往復するお母さん、しばりつけられて暴れる弟。家族4人それぞれにすばらしかった。しきりに大地に口づけをしている暴れん坊のボン(Rayan Sarlak)いいなあ。 自意識の薄膜が皆無に見えるんだよね。 最近、ドラマA Million Little Thingsを見て、今どき珍しいくらい子役が下手っぴーで気が散ったこともあり、とりわけ新鮮だった。旅だちの朝にいつメンのひとりが「私は無理...ここに残る...」みたいなニュアンス…