パフィン島があるイギリス南東部の沖合は航海の難所です。 嵐の夜、パフィン島沖でペリカン号が遭難しました。 このとき、灯台守に助けられた人の中に5歳の少年がいました。 いつか島にもどりたい・・・ ずうっと少年は願いつつ、長い歳月が流れていきました。 この物語は、少年と灯台守と、めずらしい1羽の鳥との深い絆の物語です。 パフィン島の灯台守/マイケル・モーバーゴ 作/佐藤見果夢 訳/評論社 ぼくは父親が死んでしまったので、母親と2人で義理の祖父母を頼ってニューヨークからイギリスへ向かう途中でした。 ところが大嵐で4本マストのスクーナー船のペリカン号が座礁してしまい、乗客と乗員30人は命からがら飛びお…