「黄金のテントの木」は、ブナの木のなかまで、ふつうのブナの木とちがい、枝がぐるりとヤナギのそれのように地面にまでたれ下がり、秋になると葉っぱの一枚一枚が黄金色にそめあげられます。枝をわけるようにして入ると、まるで黄金のテントのなかにいるようなのです。 ときどき風が吹いて、葉っぱがハラハラと落ち、それがつもると、テントのなかも、黄金のじゅうたんがしきつめられているようになります。 葉っぱが落ちてできた天井のすきまから、日の光がその黄金のじゅうたんの上に差し込んでくる、そんなところで、ヤービはうとうとと昼寝をしていたのでした。 ーヤービの深い森・ひとりで、きげんよくしていること よりー ヤービの深…