この数週間は映画三昧だった。と言っても、映画館で見たのは一本だけで、あとは飛行機の中、オンラインでのレンタル、ネットフリックスである。 まず、映画館で観たのが、ミシェル・ヨー主演の「エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス」だ。この映画は、スイスではすでに昨年公開されていたが、日本ではこの春だった。実はこの映画、息子から観てみてと言われていたのだ。彼の説明によると、並行世界を描いていて、人は色々な人生の可能性を持っているというメッセージを伝えているのだという。なるほど。話は面白そうだ。だが、現在のアメリカ英語はわかりにくいし、いちいちドイツ語字幕を読みながら観るのも手間だ。それで、帰…