原題『Bigger Than Life』。
1956年のアメリカ映画。TV放映題『黒の報酬』。
「ビガー・ザン・ライフ」とは「人並みはずれた」の意味。
凡庸で温厚な普通の市民が薬物の副作用で誇大妄想狂に変貌する恐怖を描くカルト映画。
監督はニコラス・レイ。撮影はジョー・マクドナルド。音楽はデイヴィッド・ラクシン。
製作・主演はジェイムズ・メイソン。ウォルター・マッソーも出ている。
難病にかかり、特殊な薬物を服用した温和な小学校教師(ジェイムズ・メイソン)が、薬物の副作用により全能感を感じ、独善的で傲慢な性格に変わる。しまいに彼は自分が完全に支配できない小学生の息子を殺そうとする。