目次 はじめに 感想 さいごに はじめに 皆さんこんにちは、卯月ユウトです。 今回取り上げる作品は、沖田円さんの『10年後、きみに今日の話をしよう。』です。 感想 母とふたりで暮らしている男子高校生・真山蒼士(父は単身赴任)。平穏な日々を過ごしていた彼の元に、突然7年間音信不通だった姉・楓が3歳の娘・麦を連れて現れます。 この物語で印象に残っているのは、何と言っても麦の可愛さと破壊力。小さい子特有の無邪気さというか、無遠慮というか。麦の真っ直ぐな言葉に、読者である私も最初はなんだかイラっとしたのですが(ウザさ?)、ハッとさせられる場面も非常に多かったです。 家族の対立の中で板挟みになった蒼士は…