あらすじ・主な登場人物 父親に疎まれて幽閉されていた皇女パトリシアは、父帝が討たれて国が滅びた日に、隣国の王太子クロードに助けられる。ふたりは強く惹かれ合うが、身分を捨てたパトリシアーティアと名を改めた彼女と王太子が結ばれることは許されるはずもなかった。 クロードの妹のリセアネは、政略結婚としてフェンドル国へ嫁ぐことになる。フェンドル国王は、ティアを処刑しようとした人物だった。だが、リセアネはクロードとティアの恋が実るように働きかけるため、彼女を侍女として連れていくことを決める。 感想 前作「ナタリア姫と忠実な騎士」に続くサリアーデ王国の3兄妹のお話。今回は、前作でヒロインの妹として登場したリ…