俳句というと季語を立てなければなりません。俳諧となると「諧謔」の語にも見られるように自由度が大きくなります。かつて土屋文明がパリを訪れハイカイスト達と交流を持った際、通訳にあたった松尾邦之助との間で季語をめぐって論争が起きました。邦之助は概略、フランス人に理解できない「季語」を後生大事にしていては、日本の短詩形の精神は世界に通じなくなるから引っ込めようと主張しました。会員のMotti から次のような提案がありましたので、多少ジジ臭いかとは思いますが、本会の会(諧)是として採用してはいかがと提案する次第です。 俳諧自由・徘徊自由 Ji-Ji Haïkaï(爺俳諧・爺徘徊・時事俳諧) 「俳諧」とは…