数年前、奮発して家族でフランス旅行に行きました。 その際、こなせないとわかっていながらも、4・5冊はフランス語の本を買ったでしょうか。 因みに、私のフランス語歴は2年。ドイツ哲学が専攻でしたのでちょっとは役立つかなと学生時代にチャレンジしました。言っても、かれこれ20年以上前の話となりますが。 そして本作は、旅行前のやる気空回りの残骸でございます。 この度じっくり読んで供養してやることにした次第です。 さて、本書の副題ですが、非常に野心的ですね。本文中ではなんと、本書終了のあかつきにはル・モンドも読める(音読ですが)と豪語しています。 でも内容は伊達ではないです。 まず軽妙なタッチで非常に読み…