『完訳グリム童話集(一)金田鬼一訳』その24 『ブレーメンのおかかえ楽隊』<KHM27> 【あらすじ(要約)】 ある男が一匹のロバを持っていました。このロバは年をとり、だんだん働けなくなりました。 そこで飼い主は、ロバに餌をやるのをやめようと考えます。 すると、ロバは逃げ出しブレーメンへ向かって出かけました。まちのおかかえ楽隊になれるかもしれないと思ったからです。 少し行くと、猟犬を一匹見つけました。この犬も「年をとって、猟に行っても駆けることができないので、主人に殺されそうになり逃げ出した」と言います。 ロバは「ブレーメンに行って楽隊になる。一緒に入れてもらおう。俺は琵琶を弾く。あなたは鍋太…