グリム童話集。原題は「Kinder- und Hausmarchen」。ヤーコプ・グリムとウィルヘルム・グリムの兄弟による再話。 「赤ずきん」「シンデレラ」「ラプンツェル」「ヘンゼルとグレーテル」「白雪姫(厳密には「雪白姫」)」など、有名な話がある。一方で、ただ単に、皆さんが集まって人をやっつける「コルベス様」のような陰惨と言うか不条理なものもたくさんある。
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配架は続くよどこまでも さてさて 文庫本の残りを手入れしておりましたら こんなのが出てきた すっかり忘れていた この本を買ったこと グリムのおはなしセット 『子どもに語る グリムの昔話』佐々梨代子・野村滋:訳こぐま社 【無尽蔵 昔話】 子育て時代 日本の民話・昔話を せがまれるまま 随分と読みました 学生時代 昔話収集と言ったフィールドワークを 授業でやったこともあり 自身としては かなりの民話を読んだつもりでしたが… あれもこれもと 読んでみますと 実にたくさんの 数限りない昔話があるものです ただただおもしろく 子らと夢中になったものでした 【グリム いろいろ】 外国の民話集と言えば グリ…
Little Red Cap / Jacob Grimm (著), Wilhelm Grimm (著), Anthea Bell (著), Monika Laimgruber (イラスト) / North South Books / 1993 / 298X222mm / 26p / 英文 / hardcover は「本まるさんかくしかく」で販売中です。 hon034.stores.jp 赤い帽子をかぶった少女が森の中を旅して狡猾なオオカミに遭遇する古典をモニカ・レイムグルーバーは緻密なイラストで物語ります。見慣れた絵本もイラストレーターが変われば、大いに印象が違うもので、おもしろい。
『完訳グリム童話集(二)金田鬼一訳』その49 『青ひげ』 あらすじ(要約) 昔、森の中に一人の男が暮らしていました。男は息子を3人、美しい娘を1人持っていました。 ある時、黄金の馬車が家の前にとまると、王様が降り立ち、お前の娘をわしの妻にくれないかと頼みました。 家の主人は、幸運が舞いこんだと喜び、お受けしました。この婿は、真っ青の髭が生えているだけが玉にきずで、何一つ欠点がありませんでした。ですが、この髭は何回見ても恐ろしくなるのです。 娘も青い髭を怖がり、嫁になるのは嫌だと駄々をこねましたが、父親に説き伏せられ、嫁に行くことになったのです。けれども、やはり薄気味悪いので、出掛ける前に3人の…
「あちゃちゃちゃちゃ」 と、合いの手が入って歌う米津玄師さんの『死神』は、改めて述べるまでもなく、江戸落語の『死神』をモチーフにしています。 江戸落語の『死神』は、初代三遊亭圓朝師がグリム童話『死神の名付け親』を翻案した噺やということは、広く知られているようです。 グリム童話は、グリム兄弟が昔話を集めたもんやそうですが、そうだとしたら、ちょいと面白いかもしれません。 グリム兄弟が生まれたドイツは、キリスト教の国です。キリスト教は一神教ですから、主の他に神は存在しないはずのドイツに、死神なる神は存在しないはずです。キリスト教では、神ではなく、死を司る天使なんやそうですが、それにいたしましても、教…
『完訳グリム童話集(二)金田鬼一訳』その48 『まっしろ白鳥〈KHM46〉』 あらすじ(要約) 昔、魔法つかいがいました。貧乏人の姿で方々の家の戸口で物乞いをしては美しい女の子を捕まえていました。その女の子たちは二度と人目に触れないので、どこへ連れていくのか誰もわからないのです。 ある日、魔法つかいは美しい三人の娘がいる家に現れました。体の弱ったかわいそうな乞食のようにみせて、施しをもらった物を入れでもするような籠を背負っていました。 魔法つかいは、食べ物をいただきたいと言い、一番上の娘がパンを一つ渡そうとし、魔法つかいが娘に触れると、娘は籠の中に跳びこみました。 娘が籠の中へ入ると、魔法つか…
『完訳グリム童話集(二)金田鬼一訳』その47 『おやゆび太郎、修業の旅あるき〈KHM45〉』 あらすじ(要約) 仕立屋さんが息子を一人持っていました。息子は親指くらいの大きさしかないので、おや指太郎という名前がついていました。 けれども、太郎は勇ましい気性で父親に「ぼくは世の中へ出るように生まれついています」と言い出しました。 父親は長いかがり針をロウソクにかざし、針に蝋のたんこぶを一つこしらえました。「この刀をもって旅に出るがいい」 出掛ける段になって太郎は、もう一度一緒にご飯を食べるつもりで、母親がお別れにどんなご馳走をこしらえたのか台所へ行きました。 「お母さん、今日のご馳走は何ですか」…
仕事で車を使うときNHKラジオをつけっぱなしにしています。(国会中継の時は別の地元のAMですが)土曜日出勤のときなんかは「真打ち競演」って番組を聞くことがありまして、そこで落語を知りました。 中学の時に芸術鑑賞?のときも二ツ目と真打ちを二人学校に呼んでそれで聞いた経験はなんとなくあるのですが、改めて“落語”って認識を持って聞いたのはNHKラジオですね。 ここで本題なんですけれど、「死神」ってタイトルの落語話あるじゃないですか?あれ聞いたとき、グリム童話の「死神の名づけ親」やん!!って驚いたんですよ(笑) ※『死神』(しにがみ)は古典落語の演目の一つ。 幕末期から明治期にかけて活躍して多数の落語…
『完訳グリム童話集(二)金田鬼一訳』その46 『死神の名付け親(第二話)』 【あらすじ(要約)】 貧しい男に息子が生まれましたが、ひどい貧乏なので名づけ親が見つかりません。 通りがかりの人が承知してくれるかもしれないと、大通りへ腰を下ろしました。 やってきたのは、気高い服装の美しい女です。貧乏人が頼んでみると請け合ってくれました。「お名前を仰っていただきたい。あたくしは、みじめな暮らしをしておりますが、どなたか伺わないうちは、名づけ親になっていただく訳にいかないので」「私は聖母マリアです」「それでは、あなたには用がない」と男が答えました。「あなたの息子さんは、皆をえこひいきなく一様に扱うことを…
『完訳グリム童話集(二)金田鬼一訳』その45 『死神の名づけ親(第一話)〈KHM44〉』 【あらすじ(要約)】 貧しい男に12人の子供がいました。 その子供たちにパンを食べさせるために昼も夜もなく働き続けました。 そこへ13人目の子供ができ、一番はじめに出会った人に名づけ親になってもらうことにしました。 最初に出会ったのは神様でした。 「私が子供に洗礼を授けよう。その子の面倒をみて、幸せにしよう」と言いました。 「どなたですか、あなたは」 「私は神様だよ」 「それでは、あなたを名づけ親にするのはやめだ」と男は言い「あなたは金持ちに物を与え、貧乏人が腹を減らしても知らん顔している」 男は、神様が…