株式会社プリントパックは、京都市向日市に本社を置く印刷会社。
キャンペーンのチラシやフライヤー、冊子やカタログ、名刺やスタンプカード、ポスターやカレンダーなどの印刷を中心とした商品を、通信販売にて提供している。
創業当初は印刷の一部を担う企業であったが、2002年にインターネットの普及により印刷通販事業の可能性を感じ、創業者がこの事業に特化したことで、印刷業界では難しい小ロットでの印刷を可能にしただけでなく、印刷通販の低価格も実現することとなる。
その結果、品質・スピード・低価格を強みに変えたことで業界の常識を破り、成長を遂げている会社である。
株式会社プリントパックは、1970年に京都府向日市でオフセット印刷の焼き付け分野から始まった会社である。
1986年にはカラー写真印刷を始めたが、この時点では印刷の一部を担うだけの企業であり、下請けとして印刷をしていた。
1995年にはプリントパックのインターネットホームページが開設され、総合画像処理もデジタルネット化するための対応を早い段階で実施している。
1995年というとパソコンが普及し始めたばかりであるが、プリントパックではBtoB向け商品を手広く取り扱っていたため、素早い対応が求められたと考えられる。
2002年にウェブが窓口となるインターネット印刷通販事業に注目し、その可能性を感じることができたため、インターネット印刷通販事業に特化する。
現在は京都に3つの工場を構えるだけでなく、東京・群馬・福岡・大阪・札幌など全国的に工場を構えている。
また通販印刷であるが、東京と大阪には実店舗を構え、対面での相談や注文も可能となっている。
2014年には最新鋭の太陽光発電システムを導入し、ランニングコスト削減を目指すしている。
また、2016年にはシステム性能に加え機能を拡張したことによりセキュリティのアップデートを行うためデータベースを刷新した。
2017年、資本金は9,800万円に増資されている。
会社や学校への案内、イベントの告知や申し込み用紙、クーポン付きチラシやニュースペーパーなどの商品の印刷が可能。
用途に合わせてミシン目やスジ入れ、孔開け加工などを入れることができるだけでなく、雨天下での使用に撥水加工にもできる。
総合カタログや商品の価格表、マニュアルやガイドブック、情報誌やフリーペーパーなどの商品の印刷が可能。
折り返し部分をつけることで、アイデアやデザインに合わせた仕掛けを作ることもできる。
複数のページを一冊に仕上げることができるが、製本方式に合わせて無線綴じや中綴じ、エコプレスなどから選ぶことができる。
名刺やスタンプカード、ショップカードや診察券、会員カードや回数券などの商品の印刷が可能。
用途に合わせて表面加工ができるPPコーティングやスジ入れ目、ミシン目などの指定もできる。
新商品やセール案内などの企業用DMから、オリジナルの暑中見舞いや年賀状、キャンペーン案内のパンフレットDMや展示会、結婚式や同窓会のはがき印刷が可能。
フォトメッセージや記念品としてのカード印刷もでき、紙質や厚さの指定も豊富。
イベントやキャンペーンの案内、新商品の告知や選挙などの屋外に掲示するポスター印刷も可能。
用途に合わせて、水に濡れても破れにくいユポ紙や耐久性が高いPP加工などが選べる。
飲食店などの小スペースでも利用できる卓上やスタンド式POP、短冊ポスターなどスペースに合わせた印刷ができる。
用途に合わせて壁掛けや中綴じ、卓上や名刺サイズなどサイズや形状を選ぶことができる。
記念品やオリジナル商品などに利用されることが多く、小ロットでも注文が可能。
様々な用途に合わせた印刷が可能。
特別な記念や告知、販促ツールとしても利用することができる。
原稿の複製や事前確認、用紙を切り取る加工やイベントの販促ツールに加えることでより効果的にアピールできる加工方法。
チケットのナンバリングやくじ引きにも利用できるため、組み合わせ次第でオリジナル商品を作ることができる。
自分専用商品やイベントの販促ツール、プレゼントやノベルティ用としても印刷が可能。
小ロットなので、商品によってロット数が異なるが、自由なデザインやオリジナリティのある印刷や加工が可能。
印刷物の新着状況を必要に合わせてメールで報告するため、商品を注文してから届くまでの工程や流れなどを知ることができるサービス。
クイックデータチェックサービスは、入稿時に自動で印刷データを読み取りチェックするサービス。
すぐにデータチェックが行えて、その場で修正することも可能なので滞りなく入稿することができる。
また、3Dビューでそのまま仕上がりをチェックすることも可能。
データに不備が見つかった場合、依頼者に連絡後データ修正をしてから印刷となっていたが、入稿の遅れが生じてしまうため、このサービスを利用することでプリントパックにて可能な限りの修正を行い、受付完了時点での納期で出荷できるサービス。
データ修正サービスでは、1色(スミ)への修正やフォントのアウトライン化、不要と思われるリンク画像の排除やファイル名称の修正(変更)、データ破損の可能性があるデータの進行や文字切れの修正などが可能となる。
プリントパックでは印刷業界で唯一不具合のある印刷商品を届けてしまった場合、100%返金保証または即時やり直して再びお届けという対応を取っている。
プリントパックを利用するとサイト登録を行うことによってポイントサービスを受けられる。
ポイントは、注文金額に応じて1%のポイントが商品出荷後2日以内に追加される。
獲得したポイントはマイページにて簡単に利用状況を確認することができ、貯まったポイントは1ポイント=1円で利用。
京都府向日市森本町にある本社は、元々京都五条プリンティングセンター内にあったが、2011年に本社兼工場として拡張移転された。
この時、各種印刷や加工・製本を行う設備も新たな導入を行っている。
2006年に東京支店が開設され、その後2008年には東京工場も設立された。
この時最先端の技術を取り入れた設備を準備しており、スピードが行われている。
札幌支店は東京の工場が設立された2008年に開設された。
大阪支店は2011年に開設されている。
京都には本社兼工場以外にも、右京区と伏見区にそれぞれ工場が設けられている。
群馬県高崎市内にある工場は、2010年に開設されている。
九州地方唯一となる福岡工場は、2013年に開設された。
柏市内にある千葉工場は、2017年に完成した工場である。
プリントパックでは2009年頃からテレビコマーシャルの放映を開始している。
コマーシャルのテーマソングは「PoPoyans(ポポヤンズ)」という女性アーティストが手掛けており、長年同じ楽曲が利用されている。
また、毎日放送では2014年10月から2018年3月の3年半にかけて、「オトナ度ちょい増しTV〜おとな会」の提供をプリントパックが行っていた。
この番組ではMBSアナウンサーの上泉雄一と経営コンサルタントの小宮一慶が出演、さらにナレーターには元宝塚歌劇団月組組長であり、現在はナレーターとして活躍する越乃リュウが出演していた。
番組内容は、経済や歴史、文化、音楽、食べ物など、毎回様々なジャンルから大人の知的好奇心を満たすような事柄を中心に紹介されていた。
番組内におけるプリントパックのコマーシャルは、通常のコマーシャルよりも長い60秒コマーシャルが使われている。
現在、新たに同じくMBSにて「水曜日のハウマッチ?」という番組が放送されている。
おとな会に引き続き経営コンサルタントの小宮一慶が出演しており、さらにナレーションには乃木坂46の鈴木絢音が出演。
身近にある様々な値段がどのように決まっているのか、消費金額のデータなどから問題を出題し、若者にも分かりやすい知的経済番組となっている。
他にも祇園祭の文化支援キャンペーンである「時を超えて・祇園祭」に協賛企業として参加していた。
協賛企業にはプリントパック以外にも京都新聞社やキリンビールといった大手企業も含まれている。