自分は横溝正史の「金田一耕助シリーズ」が好きです。 なので、このブログでは横溝正史の小説について色々と書いてきました。 でも、自分は「本陣殺人事件」という小説とは相性が悪いです。 何故ならこの小説は、 自分が苦手な「密室トリック」が主題になっている作品だからです。しかし、この小説は【金田一耕助シリーズ】の第1作目であり、 横溝正史にとっても転換点となった作品です。なので、少し違う角度から【本陣殺人事件】について書いてみます。 今から約80年前、1940年代の話になります。 横溝正史は知人の作家から、ディクスン・カーの小説を借りてきました。 そして、その時に読んだ小説について以下の記述を残してい…