ヘンリー・カットナーの ロボットには尻尾がない (原題 Robots Have No Tails)を読んだ。アル中の発明家ギャロウェイ・ギャラガーが酔っ払っている時にとてつもないものを発明して、それにまつわるトラブルに悩まされるというSF調のドタバトコメディー。ギャラガーは酔っぱらっているほうが頭の冴えがよく、きちんとした科学の教育も受けていないのにもかかわらず、とんでもないものを作ってしまう。酒飲みにはよくあることだが、酔いがさめると何があったかすっかり忘れてしまっているので、どのような原理で発明品が動くのかとか、どのように操作するのか、どのようなことに使えるのかとなどのことが全然わからない…