第111話 日帰りのフーリーと寝台車 スーパーで思わぬ大笑いをした僕は、色々スッキリして再び橋へと向かった。 橋から眺める川は、ゆったりと流れている。 上流から ハスのような水草が数束、ゆっくりと流れていくので、水の流れはよくわかる。 僕は橋を渡り、町の向こう側へと歩いて行った。国道沿いが大きな建物が多かったのに対し、この道は まぁまぁ広い割には、田舎の風景である。 左右には建物が連なっているが、二階建てや、3階建ての民家や、ショップが結構あるが、地元の人御用達のカーショップや、クリーニング屋さんの様なお店ばかりだ。 観光地の様に、飲食店や、服を売っている店や、無論お土産屋など皆無だ。 人もほ…