ペット・ショップ・ボーイズ

今回お送りするのは、昨年リリースされた、ペット・ショップ・ボーイズの最新アルバム‘Nonetheless’のExpanded editionに収録された“The dark end of the street”の和訳です。 元々はジェイムス・カーが1967年にリリースした曲で、アレサ・フランクリンやエルヴィス・コステロなど、多くのアーティストにカバーされている曲です。 それにしても“Always on my mind”もそうですけど、原曲がバラードなのにこんなアップテンポのアレンジにする辺りがさすがのPSBという感じがします。 ↓PSB版。 youtu.be ↓ジェイムス・カー版。 youtu.…

2003年のベスト・アルバム‘PopArt’用に書かれた新曲のうちの一つ“Miracles”の和訳です。 PSBの二人と、ドラムンベースのプロデューサーであるアダム FとDJフレッシュとの共作ですが、ほとんどアダム Fが作ったそうです。ストリングス・アレンジはアン・ダドリー。 なぜアダム Fとコラボしようと思ったかといえば、2001年の彼のアルバム‘Kaos’をニールが気に入ったからだそうです。 youtu.be Clouds drift away when they see you Rain wouldn’t dare to fall near you here Miracles happe…

去年リリースされたペット・ショップ・ボーイズの最新アルバム‘Nonetheless’から、“Why am I dancing?”の和訳です。 コロナ禍、家で孤独に踊ることについての歌。 youtu.be How did I get here? Who did I ever harm? I hope I’m an honest man no cause for alarm どうやってここに来たんだろう？ 今までに誰を傷つけたんだろう？ 正直な人間でありたい 心配することはない Why am I dancing when I’m so alone? What do I have to celebr…

2024年1月31日、突如としてペット・ショップ・ボーイズの公式から、新曲“Loneliness”のリリースと新アルバム‘Nonetheless’のリリースが発表されて、結果としてこの一年で5枚のシングルと3枚のアルバム*1がリリースされました。この間にニールは70歳の誕生日を迎え、クリスも65歳に。高齢者の2人がここにきてこんなに作品を発表するなんて思ってもみなかったので、とても驚きでした。 そんなわけで「2024年のPSB作品振り返り」、まずはリリースされた曲をずらっと並べてみます。 ・シングル ①Loneliness 1. Loneliness (radio edit) 2. Lonel…

10月15日に配信リリースされた、ペット・ショップ・ボーイズの最新アルバム‘Nonetheless’からの5枚目のシングル“New London boy / All the young dudes”のカップリング曲“Beauty has laid siege to the city”を和訳しました。 ゲイ・コミュニティについて描かれた曲のようで、それ関連のスラングも使われていたりするみたいです。そのため、「文字通り」だと「これどういうこと？」となる部分がたくさんあります。実際、訳しながらそういう状態になりました。(苦笑) とりあえず、「The beautiful」や「Beauty」がLGBTQ…

4月26日にリリースされたペット・ショップ・ボーイズの最新アルバム‘Nonetheless’。なんと、今日でリリースからもう半年が経ちました。 前回のアルバム‘Hotspot’で全曲レビューをやった*1ので、今回も全曲レビューをやります。二人のコメントは「Annually」からの引用です。各曲の「原題」はデモ段階でのタイトルです。 さて、今年ニールが70歳＝古希を迎えましたが、そんな人間が未だに瑞々しい曲たちを作り出していることに改めて驚きです。曲のクオリティも全然衰えてないし。 ところで、アルバムタイトルが‘Nonetheless’に決まる前にはたくさん候補があったようで、「Annually…

今年4月26日にリリースされたペット・ショップ・ボーイズの最新アルバム‘Nonetheless’。8月20日には4枚目のシングル“Feel”が配信リリースされ、9月27日にはCDシングルがリリースされました。 しかもこの間に、未発表曲とアルバム全曲のデモヴァージョンを追加収録したアルバムのExpanded editionが11月22日にリリースされるという発表もあり、かなり驚きました。 さて、このシングル“Feel”については、全曲の和訳を当ブログでは掲載しています。今回の記事では、改めて各曲の雑感というか印象というかレビューを書きたいと思います。 ↓“Feel”の和訳です。 pgrobert…