きのう10日(日)のNHKBS1『ボクと自由と国安法と〜香港600時間の映像記録』はすばらしいドキュメンタリーだった。 香港で遺伝子研究を志していたクレ・カオルさんは、民主化運動のなかで報道カメラマンに転じ、「国安法」による弾圧から逃れて故郷を離れた。向かったのはウクライナ。そこで自由を求めて戦う人々に自らの香港での戦いを重ねる。「自由は闘わなくては守れない」というメッセージが、600時間の闘いの記録から説得力をもって迫ってくる。 クレ・カオルさん(NHKBS1) ウクライナの人々の自由を求める戦いはカオルさんにとって他人事ではなかった。 カオルさんと初めて会った時のことは― takase.h…