3月11日が近くなって、テレビは東日本大地震に関する番組を毎日放送していた。 この東日本大地震が起こる前の状況を考えると、1995年に「神戸・淡路大震災」(兵庫県南部地震)があったこともあり、関東大震災の再来を恐れるような雰囲気だった気がする。 神戸・淡路大震災は、震度7で死者6000人を越える戦後最大の自然災害であり、まだ記憶に新しかった。 首都圏の低地を、津波が河川の堤防を越えたら広大な範囲が浸水してしまうということも言われていた記憶がある。 しかし、地震に伴う火災などの方が大きい問題とされていたような気がする。 私の記憶をさかのぼってみると、中学校の時の教科書に載っていたチリ地震による津…