バブル経済華やかりし頃、日本で人気を得たボージョレ・ヌーヴォ。日付変更線の位置関係から、世界でいち早く解禁されることもあり、一時は全生産量の概ね半分が日本で消費されていたようです。葡萄の収穫から略2ヶ月と謂う短期間で醸造するため、葡萄の細胞内発酵で醸す独特の製法、マセラシオン・カルボニック(炭酸瓦斯浸漬法)を用い、鮮やかな色と若若しい味が特徴のワインです。 解禁日に開栓(と謂ってもスクリューキャップを捻っただけですが)したのは「J.M.AUJOUX」。残念ながらヴィラージュや、樹齢百年以上の古木から採った葡萄のみを使ったヴィエイユ・ヴィーニュは手に入りませんでした。 味に関しては、例年よりも日…