2024年5月、偽造されたマイナンバーカードを使って他人のスマホの電話番号を乗っ取り、各種アプリのアカウントに侵入して、コード決済やECで高額な決済をするという詐欺事件が明らかになった。 そもそもマイナンバーカードに保存されたデータはICチップに保管されていて、容易に偽造できないことが売りだったはずだが、なぜ、このようなことが起きたのだろうか。 実は今から遡ること半世紀ほど前の1970年代、既に類似の犯罪が起きていたのである。 >さる暴力団関係に属するAなる男は、500万円ちかい金を銀行に預け、子分のB、>C,D……という連中を使って3ヶ月ほどの間にほとんど全額引き出した。>その間、Aは警察の…