【55話】 「ユ、ユウコちゃん。何でここに!?」 ユウコ「大勢の男子が公園に入るところを見ていたら、108君が見えて。そしたら、108君が囲まれて。私、先生を呼びに学校に戻ったの」 ・・・ 俺「そうだったのか、おかげで助かったよ。ありがとう!」 ・・・ 俺たちは、久しぶりに『禁断のベンチ』でいろいろなことを話をした。 トモオ君のこと。 膝の怪我が原因で、サッカーを辞めたこと。 最近は、映画とカラオケにはまっていること。 ・・・ こんなに自分のことを話したのは、ユウコちゃんがはじめてだった。 ・・・ ユウコ「夕日がとてもキレイですね!」 俺「キレイだね!」 いつの間にか、日が傾き始めてた。 二人…